オーストラリアでワーキングホリデーや留学をお考えの方、特に学校に通われる方は初めにホームステイをされる方が多いかと思います。

そこで今回、ホームステイの基本情報、心得をお話ししようかと思います。

国が違えば当然文化も変わり、家庭が変われば家庭のルールが変わります。

是非、こちらのページを参考にホームステイについての理解を深めていただければと思います。

はじめに

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オーストラリアでホームステイをするということは、様々なバックグラウンドを持つオーストラリア人家庭の中で、生活を共にしながら異文化交流を深めるものです。異国の地で滞在先のない私達を受け入れてくれるという感謝の気持ちを持ち、ホストファミリーの習慣を尊重し、家族の 一員としてお互いの気持ちを思いやることで、滞在をより楽しく思い出深いものにしていきましょ う。

 

 

ホストファミリーってどんな人達?

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オーストラリアは移民大国と呼ばれ、様々なバックグラウンド(人種・宗教)を持ってオーストラリアに移民してきた人達が、○○系オージーとして生活しています。
したがって、各家庭によって生活習慣・食べ物が異なるのはもちろんのこと、あらゆる職業・人種・ 宗教・家族構成の方々います。それぞれが誇りを持って生活しており、留学生側の希望で特別な理由がない限り、これらの条件を特定するのは国際人としてはナンセンスとされています。
また、留学生との会話は英語で徹底しておりますが、ホストファミリー内の会話は、母国語を使う場合もあります。
この点も、多民族・多文化国家のオーストラリアに留学する以上はきちんと理解しておく必要があります。
日本人同様に、英語に独特のアクセントがあるファミリーがいる場合もありますが、どこの国の人が使う英語でも理解できてコミュニケーションを取れてこそ、真の国際人と呼べるものです。
「自分の英語だって、相手からしたら聞き取りにくいのだから」 そのように相手を思いやって会話をすることで、コミュニケーションは必ず取れます。

 

 

ホストファミリーとの接し方

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ホームステイとはホテルではありません。そして留学生のみなさんは”ゲスト(“ 宿泊客)でもありません。家族の一員として扱ってもらうという認識で、それぞれの家庭のルールを守ることが必要です。
自分のことは自分でする、受け身ではなく自分からホストファミリーに向かい合う、そういった姿勢で努力をする必要があります。
日本と違って、言わなくても空気を読んでもらえる、わかってもらえるということはない文化です。
「言わなければ伝わらない」文化であるということをしっかり認識して、礼儀をわきまえたコミュニケーションを取りましょう。

 

 

ホームステイの心得(日本とオーストラリアの違い)

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日本の常識は、海外の非常識!という言葉があるくらい、国が違うことで普段私達が当たり前だと思っていることが、実はそうでないことも多々あります。
それでは、日本とオーストラリアではどんな違いがあるのでしょうか。

例えば・・・・

食事の注意

オーストラリアの基本的なホームステイは、朝・夕の 2 食が付いています。
朝食はパンやシリアル 等、自分で好きな物を選んで用意する家庭が一般的です。
夕食は毎日同じ時間帯にホームステイ先 のファミリーと食事を共にします。
もし帰りが遅くなり、夕食が不要になる場合は、事前にファミ リーに連絡を入れる必要がありますのでご注意ください。

 

門限の注意

小さなお子様がいる家庭は、ホストファミリーの就寝時間が早く、門限を設けている場合があります。
門限は20時~21時の家庭が一般的です。
帰りが遅くなる場合は、必ずホームステイ先のファミリーに連絡するようにしましょう。

 

洗濯回数やシャワー時間の注意

オーストラリアは水不足になりやすいため、一般家庭では常に節水を心掛けています。
特に、洗濯 は週に1~2回、シャワーは15分程度、という風に制限を設けている家庭がありますので、ホームステイファミリーに事前に確認を取りましょう。

 

インターネット利用の注意

オーストラリアでは、インターネットを使用した分だけ料金が発生するシステムになっています。
そのため、ホームステイ先ではインターネットの使用時間に制限を設けたり、使用不可にしている家庭もありますので注意が必要です。
しかし、留学先の学校や公共の飲食店(カフェ等)でwifiが利用できますので、ホームステイ先ではインターネットの使用を控える事をお勧めします。

 

他の国の留学生がホームステイしている

夏の繁忙期などに1つの家庭で多国籍な留学生を迎えていることもあります。
その中には稀に日本人もいる場合がございます。

 

ホームステイ先から学校までの交通機関の注意

オーストラリアのホームステイ先からは、バスや電車を利用して留学先の学校へ通学する方法が一般的です。
ホームステイ先に到着したら、まずは最寄りのバス停や駅をファミリーに確認し、始業時間に遅刻しないよう、時刻表も確認しておきましょう。
学校までの行き方は、基本的にホームステイ先のファミリーが教えてくれます。
始めの内は、慣れずに迷ってしまう事があるかもしれませんが、その場合はすぐに携帯電話等でファミリーに連絡しましょう。
帰りが遅くなってしまう場合、夜中は周囲の景色や道が把握しづらくなりますのでご注意ください。
基本的に学校がある地区は繁華街で商業施設やオフィスや学校などが多く、ホームステイ先がある住宅などの居住地は郊外になり ます。
なので、通学時間は1時間前後かかることが普通になります。
これらは主な違いですが、家庭によっては様々なので、他の留学生のホームステイ先と比べても仕方ありません。
オーストラリアは個人を尊重するという意識が非常に強い国ですので、日本人の特徴として、ついつい比べてしまうということ自体がマナー違反と認識されますので注意しましょう。

 

 

ホームステイ Q&A

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ここでは、ホームステイにおけるよくある Q&Aをご紹介します。

Q.バスルームやトイレの扉、そして自分の部屋の扉を開けておくように言われました。ドアを開けっ放しにするのは何故ですか?

A.オーストラリアではバスルームやトイレのドアが閉まっているのは「使用中」という意味になりますので必 ず扉を開けておくようにしておきましょう。
同じく自室の扉を開けたままにすることで「Welcome in」という合図になりますのでホームステイファミリ ーとのコミュニケーションのためにも常に開けておくようにしましょう。
閉じていると取り込み中という意味 になります。
また、外出中にドアを開けておくことでホストファミリーが掃除機を掛けてくれることもあるで しょう。
貴重品はスーツケースの中にいれて鍵を閉めて保管しておきましょう。

 

Q.シャワーは 10~15 分と言われました。髪も長いし、ちょっと難しいと思うのですが…。あとバスタブが家にあるのですが、お湯を張ってもいいですか?

A.オーストラリアでは貯水タンクの水を使用しているので無駄使いは出来ません。
洗い流す時だけシャワーを 使うという風に工夫してホストファミリーに協力しましょう。
この様な事情からバスタブにお湯を張るのもも ちろんNGです。
シャワーをする際にはシャワーカーテンを必ずバスタブの内側に入れましょう。
カーテンを 閉じても裾が外に出ているとバスタブの外に水が溢れてしまいます。

 

Q.とても良くしてくれるホストファミリーに対して”No”を言うことは気が引けるのですが…。

A.意見を聞かれた時や質問された時にはできるだけ明確に答えましょう。
「No」ということは失礼なことでは ありません。
うやむやな態度を取ると誤解を招く可能性があり、逆に信頼を失ってしまうことにもなりかねません。
ホストファミリーとの生活を円滑にするためにはいつも笑顔で、そして勇気を持って何事も話し合う姿 勢で誤解を生まないように心がけることが大切です。
また、感謝の気持ちも必ず言葉にして伝えましょう。

 

Q.洗濯物を自分の部屋で干しているとやめて欲しいと言われました。自分で洗って干しているのに何が問題なのですか?

A.洗濯物を自分で洗って自分の部屋に干すことはホストファミリーの許可を得ない限りしないで下さい。
北米 では洗濯機と乾燥機を使って洗濯をするのが常識です。
部屋を洗濯物からの雫などで濡らすことや洗濯物のせいで湿気が籠もるのは建物のダメージに繋がるため非常に嫌がられます。
なお、オーストラリアでは外に干す のを好まないファミリーもいますのでご注意ください。外干しをする際は一度ファミリーに確認を取りましょう。

 

Q.I want to call my friend という表現を使って電話をするつもりだと伝えたところ頷いてくれたので電話機に手を伸ばしたらホストマザーの表情が曇りました。私何かしたのでしょうか?

A.”XX したいです” ”XX するつもり”という表現はただの意思を示すものであり、許可を得るものではありません。
日本なら相手がその意味を察していただけることが多いでしょうが、こちらでは”May I use the Phone?/Can I borrow your phone?”と、きちんと許可を得るところまでしっかりと尋ねましょう。

 

Q.自分ではそんなに注意されるようなことをした覚えはないのに色々言われます。私だってもういい大人なの でそんなに言われなくてもわかるのに…。

A.自分がしていることを注意された場合、まずは素直に聞きましょう。
日本人として当たり前だと思っていることが、北米の常識とは全然違うことが多々あります。
ちゃんと聞いた上で、疑問があれば質問をし、文化の 違いを知らずにしてしまったことであれば説明をして謝る等、前向きな態度を取るように心がけましょう。

 

Q.週末にホストがどこにも連れて行ってくれません。せっかくの休日なので思い切り英語 を使 いたいのに。 友達のホストは毎週末にお買い物に連れて行ってくれるそう。

A.まず、他のホストと比べるということは控えましょう。
縁あって巡りあったホストファミリーです。彼らの生活スタイルを尊重しましょう。
続いてホストの中には、週末などに外出時に一緒に連れて行ってもらえることもあります。
ただ、ホストも日常の生活がありますので、それは当たり前のことではありません。
週末は基本的には自分で計画して何かをするようにしましょう。
なお、もしどこかに連れて行ったもらう場合は、交通費、食費などの費用は自分から出すようにしましょう。

 

Q.友達のホストファミリーは、学校初日の朝に送ってくれたり、事前に一緒に通学路を付いて来てくれたりしたのですが、自分のホストファミリーは行き方を教えてくれただけで一緒には来てくれませんでした。

A.ホストには、ホームステイ先から学校までの道順や、地元の方ならではの便利な行き方などを生徒に教えてあげる義務はあります。
ただし、それは”一緒に付いて行く“ということを約束しているわけではなく、あくまでも行き方の説明やアドバイスをするということです。
一緒に来てくれた、送ってくれたというのは、あくまでもホストの好意であって必ずそうしなければいけないわけではないということ、その上での好意に関しては、きちんと御礼を伝えるようにしましょう。

 

こんなホストファミリー/ホームステイ先は要注意!

注意

 

NG!過度なボディタッチ・セクシュアルハラスメントにあたる行為・言動

NG!週間以上連続して夕食を一人で食べさせられる(数日ならよくあります)

NG!事前の予告や連絡なしに、家族全員が旅行や長期外出に行った場合

NG!こちらから話をしようしとしても、全く聞いてくれないような態度

NG!お金を貸してほしいと言われた場合

NG!直接家賃を払えと言われた場合

 

ホストファミリーとの会話で役立つ!簡単フレーズ会話

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ホストファミリーとコミュニケーションを取る際に、どんな言い方をすれば相手に失礼がないようにうまく伝えられるのか?

そんな時に便利なフレーズをご紹介します。言いたいことをストレートすぎずに柔らかく伝えることができて、簡単おすすめフレーズです。

 

1)~, please?

:お願いする時に語尾につけるだけで丁寧な言い方になります。

2)Thank you for all your help(いつも助けてくれてありがとう)

:感謝の言葉を頻繁に伝えましょう。

3)Could you tell me that again?/Sorry?/Pardon me? (すみません、もう一度言ってもらえますか?)

:よくわからなかった時は必ず聞き返しましょう。聞き取れないままに OK や NO と言ってしまうと、ミスコミュニケーションの基になってしまいます。

4)I was wondering if~

:~してくれませんか?もしよければ~してくれませんか?
例→I was wondering if you could tell me how to use this? (この使い方を教えてもらえませんか?)

5)If you don’t mind~

:もしよければ~してくれませんか? 例→If you don’t mind, can I use your phone? (もしよければ電話を貸してもらえませんか?)

 

以上、ホームステイにおける注意や、心得をお話ししました。

よくホームステイの「当たりはずれ」という言葉を耳にしますが、確かに中には「はずれ」ということもあります。
ですが、基本的には皆さんの頭の中に自分のイメージするホームステイの理想があり、そうでなかったときに外れと感じてしまうことがほとんどです。
まずは国の文化、家庭の習慣を理解する心を持ち、ホームステイという貴重な体験を楽しみましょう!