こんにちは、オーストラリアでワーキングホリデー中の2号です。

明日は、オーストラリアの祝日【オーストラリアデイ】です!!

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クリスマス~年末年始明けの初めての祝日という事もあり、オージー達には待ちに待った「日」という感じです。

街にはオーストラリアデイのフラグが並び、当日は沢山のイベントが催されます。

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そこで疑問が、、、、オーストラリアデイって何の祝日なんだろう?

独立記念日かなにかかな。という興味から調べてみたら、とても奥が深く、考えさせる日、いやオーストラリアに深く根付く問題につながる、そんな日でもあるのです。

明日の祝日を空祝いする前に「オーストラリアデイ」について考えてみましょう。

【オーストラリアデイって】

1788年1月26日に船長フィリップを筆頭にイギリスからの艦隊がシドニーのボタニー湾に上陸したのを記念した休日がオーストラリアデイ。

 

歴史的背景を少し説明すると、、、

イギリスはアメリカの独立により、アメリカに代わる流刑地を探していた。そして白羽の矢がたったのがオーストラリア・ニューサウスウェールズ!

イギリスはこの地を流刑地に制定し、1788年1月26日から流刑植民地としてイギリス人の移民を始めます。

 

実際に1月26日が祝日となったのは、ニューサウスウェールズ植民地建設50年が祝われた1838年から。

当時はこの日を、アニヴァーサリー・デイんでいましたが、1890年代から全土で「オーストラリアデー」として統一した公式の祝日・オーストラリアデイとなりました。

 

【アボリジニから見たオーストラリアデイ】

興味深い、このYoutubeをまずはチェック!!

オーストラリア全土が「オーストラリア人である事」を祝う、このオーストラリアデイ。

 

歴史的に見ると植民地が始まった日。

白人の視点ですよね。

 

ここで考えなきゃいけないのが、もともとこの地に約4万年前から住んでいるアボリジニからの視点。

そう、アボリジニからしてみると1月26日は「イギリス人が侵入してきた日」なんです。

 

アボリジニから見た『オーストラリアデイ』。

Youtubeの「オーストラリアデイとは?」の後の反応が全てを物語ってますよね。

・ survival Day

・「人種差別」

・ジョークだよね

・全てを失った日 等

様々な感想があると思いますが、ここから見受けられるのは「複雑」な心情。

 

中盤で男性が語っているこの言葉、

「There are a lot of opportunities here  feel that celebrating Australia Day 26th of January is wrong that doesn’t make any sense 」

納得。

なんで、よりによって1月26日なのか。。。

 

法律的に白人主義が撤廃されても未だに残る白人主義の国・オーストラリア。

 

*関連記事:オーストラリアの白人主義

オーストラリアの人種差別はいまだ存在するのか

 

ここはキレイな海に囲まれた観光大国で、食料自給率も100%を超える農業大国、そして世界でも上位の経済力大国。

毎年「世界で住みやすい国ランキング」では順位を占める、表面的に見れば夢のような国・オーストラリア。

 

ですが、忘れていけないのはアボリジニに対して「侵略」「虐殺」「抑圧」をしてきたという歴史。

そして今も残る、アボリジニと白人の社会的隔たり。

 

なぜ植民地支配がはじまったこの日を「オーストラリアデイ」に制定したんでしょうか。

まだイギリスからの独立記念日を「オーストラリアデイ」と呼ぶなら分かりますが。。

まさに、オーストラリアの根強い白豪主義の象徴としかとらえられないと思うのは私だけでしょうか。

考えさせられる、祝日ですね。

 

【あなたは、オーストラリアデイを祝えますか??】

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画像:オーストラリアデイ公式ホープページ

 

なぜアボリジニが、オーストラリアデイを「サバイバルDay」というのか。

イギリスの植民地支配が始まってからのアボリジーの人口減少がその悲惨さを物語っています。

・スポーツハンティングとしてアボリジニー狩り

・毒殺や襲撃

その後は、アボリジニの子供に関して「進んだ文化の元で立派に育てられるべき」という考えの元、白人同化政策、いわゆるアボリジニ文化の根絶を狙いました。

現在は、保護政策もありアボリジニの人口は徐々に増加し人口の2%まで復活しています。

 

アボリジニに関して、植民地支配時代に行われた政策としての「アボリジニ排除」。

時代が時代だった、といえばそれまでかもしれませんがこの歴史を無くすことはできないし、アボリジニの心情も考えて「1月26日」を迎えることが、オーストラリアには必要なんじゃないのでしょうか。

 

オーストラリアの国旗がプリントされた服に身を包み、この日を祝うイベントに参加し、オーストラリア人である事を祝うオージー達をみて、、、、

あなたはどう思いますか。

【まとめ】

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画像:オーストラリアデイ公式ホープページ

街が国旗で溢れ、イベント三昧、祝福モード一色の雰囲気を見て少し疑問に思い、国民の祝日「オーストラリアデイ」について調べてみました。

実際に、オーストラリア人たちがこの祝日をどう捉えて、どう祝っているかはわかりません。

言ってしまえば、私たちにとってはただ「イベントを楽しむ日」として過ごすこともできます。

 

ですが、せっかくオーストラリアにいるのであれば、その国の文化と歴史・背景を理解すること、とても大切だと思います。

そんな事を考える、考えさせられる日「オーストラリアデイ」についてでした。

それでは、また。